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July 11, 2009

Birthday

【その前日、そして今日】
薔薇たちの生命の営みにハッとさせられた金曜の朝。
前夜から続く、湿り気の多い強風の中で
届いて以来余り変化の無いようだった
アンナ・パヴロバにも新たな芽の透明感のある深い赤が
刻々と姿を変える雲の流れを背景に天に向かい
エレーヌ・ジュグラリスにもいくつかシュートが伸びて
サー・フレデリック・アシュトンには可愛らしい蕾が二つ。

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そして、お誕生日のお祝いにと
新たに3つも薔薇の苗を頂いた♪
淡い黄色や、アプリコット色のクォーターロゼット咲きの
ジャンヌ・ダルクとマルシェルブ、
そしてスプレー咲きになるというオフホワイトのイングリッシュ・アイズと、
これまで我が家にあった薔薇たちと
ちょっと違った風情の品種ばかりで
これから花が咲くのが楽しみでもあり
贈って下さった方の真心を
その成長と共に感じ続けていかれるだろうと思う。

ジュリークのラベンダーのシャンプーも頂いたり
今日は朝から、友人が祝福のメッセージを送ってくれたり
暖かいお気持ちに触れながら
今ここに生きているという手触りを
大事にしながら過ごしていきたいなと思った。

【タッチハンガー】
先日、三砂ちづるさんの「タッチハンガー」を読んだ。
結婚、出産、育児…女性として生きるということ
すでに娘たちも成人し育児も終盤(笑)の私だが
もし、こういう懐の深い視座に若い頃に触れていたら
もしかしたら、もっともっと豊かさを実感しながら
その体験を楽しめたかもしれないなと思う。
タッチハンガー がんばり続けてなお、満たされないあなたへ

また、三砂さんが翻訳なさった
フィリス・K・デヴィス著の「パワー・オブ・タッチ」も、私が大事にしている本。


パワー・オブ・タッチ

冒頭の詩を引用させて頂こうと思う。

わたしにふれてください

もしわたしがあなたの赤ちゃんなら
どうぞ、わたしにふれてください。
今までわたしが、知らなかったやさしさを
あなたからもらいたい。
あふろにいれてください、
おむつを替えてください
おっぱいをください
きゅっとだきしめてください、
ほおにキスしてください
わたしの体をあたためてください
あなたのやさしさとあなたのくれる快楽が
わたしに安心と愛をつたえてくれるのです

もしわたしがあなたのこどもなら
どうぞ、わたしにふれてください
いやがるかもしれないし、拒否するかもしれないけど、
何度もそうしてください
わたしがどうしていやがるかわかってほしいから
おやすみなさい、と抱きしめるあなたの腕が
わたしの夜を甘くしてくれる
昼間にみせてくれるあなたのやさしさが
あなたの感じる真実を伝えてくれる

もしわたしがあなたの思春期のこどもなら
どうぞ、わたしにふれてください
もう大きくなったのだからなんていわないでください
あなたがわたしにふれるのをためらうなんて
思いたくない
あなたのやさしい腕が必要です
あなたのおだやかな声をききたいのです
人生は困難なもの、とわかったいま、
わたしの中の小さな子どもがあなたを必要とするのです

もしわたしがあなたの友達なら
どうぞ、わたしにふれてください
あなたがだきしめてくれると、
わたしはあなたにとって大切な人だとわかるから
あなたのやさしさが、おちこんでいる私も、
かけがえのない存在であることを
思い出させてくれるから
そしてひとりではない、と思い出させてくれるから
わたしにやすらぎをくれるあなたのありよう、
それだけがわたしが信じられるもの

もしわたしがあなたのセックスの相手なら
そうぞ、わたしにふれてください
あなたは、情熱さえあれば、十分と思うかもしれない
でも、あなたの腕だけが、わたしの恐れをとかしてくれる
あなたのやさしくおだやかな指先をください
あなたにふれられて、わたしは愛されているということを
思い出すことができる
わたしはわたしなのだ、ということを
思い出すことができる

もしわたしがあなたの大きくなった息子なら
どうぞ、わたしにふれてください
わたしには、
抱きしめるべきわたしの家族はいるのだけれど
それでも、傷ついたときには
おかあさんとおとうさんにだきしめてほしい
おとうさん、あなたといるとすべてが違ってみえる
わたしが、大切なわたし、であると
思い出すことができる

もしわたしがあなたの年老いた父親なら
どうぞ、わたしにふれてください
あなたが小さかったときに
わたしがあなたにふれたと同じように
わたしの手をにぎり、わたしのそばにすわって
わたしを力づけてください
わたしの疲れた体によりそい、あたためてください
わたしは随分しわくちゃになってしまったけれど
あなたのやさしさに力づけられる

どうぞ,何も恐れないで
ただ、わたしにふれてください

Phyllis K.Davis(訳 三砂ちづる)

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