筋膜リリース法/ボディワークについて
ブログに直接アクセス頂いて、
HPの方はご覧になっていない方もいらっしゃるようですし
筋膜リリース法やボディワークについてよくお問い合わせを頂くので
ご参考までに私が捉えている限りのことを
なるべく平易にまとめたインフォメーションを載せておきます。
(その都度お返事するのが、ちと大変という無精者ゆえ^^;)
詳しくは専門家の方にお問い合わせ・ご相談下さい。
【そもそも、筋膜ってなあに?】
筋膜とは筋肉・神経・臓器・血管・骨などの
身体の構成要素を包んで繋がりあって全身に広がっている膜のこと。
それは正常な状態では薄く、弾力がある膜で
組織同士がくっつくことなく滑らかに動くことを可能にしています。
その筋膜に何らかの理由で緊張や硬直が蓄積してくると
(偏った体の使い方・姿勢、怪我、あるいは心的ストレスなど)
筋膜の質が低下して、水分を失い、弾力が低下、
粘着性を増してきて、隣り合う組織と癒着してしまったりして
(酷い場合には石のように硬化することもあるそう!)
動きを妨げたり、それによって生じた歪みが
痛みを引き起こす原因となったりするそうです。
【筋膜リリースってどういうもの?】
その弾力性を失ったり、硬化した筋膜に
適切な力と方向性を持った圧を加えることによって
(場合によっては牽引法や施術を受ける側も動きも加えながら)
本来の弾力性のある筋膜の状態に戻すテクニックが
筋膜リリース法です。
ですが、筋膜が全身を包んでいる
ニットのようなものと想像してみてください。
(便宜上の大雑把な例えです)
その一箇所を何かにひっかけてしまって
引き攣れが生じたら、その時ニットはどうなるでしょう?
引っ掛けた部位だけでなく全体に歪みが生じますよね。
つまり、どこか特定の部位に硬化や癒着が起こったとしても
それによってその影響は全身に広がって
そこから離れた部位で痛みを生じさせたり
快適な動きを妨げたりもします。
だから、痛みや不快感、不具合を感じる部位だけにフォーカスしていては
根本的な解決にはならず、
また、同じような身体の使い方や姿勢のあり方を続けていれば
せっかくリリースして一時的に楽になっても
また同じような状態を招いてしまうかもしれません。
ですので、そのテクニックを用いて筋膜を整えながら
痛みのある部位だけではなく身体全体のバランスをみて調整したり
また、ソマティック・プラクティスと呼ばれる
指示された動きを繰り返すようなエクササイズ的なことを通じて
動きや姿勢の癖など、自分のからだについての気付きを促し、
それらを見直すことで
再び、同じような状態を招かないよう
あるいは、より豊かなパフォーマンスの可能性を広げられるよう
個々の状況や目的に沿いながら
「からだについての学び」を行うのが
アイダ・ロルフというアメリカの生化学者が創始した
ロルフィング、あるいはそこから分派したシン・インテグレーションなど
ストラクチュアル・インテグレーション(SI)と呼ばれている
ボディワーク―身体教育のメソッドで
通常2週間程度の間隔をとりながら
10回のセッションで全身の調整を行います。
(10回のセッション後は必要であれば、
「ポスト10セッション」という形で別途セッションを受けることもできます)
【どういう効果があるの?】
私自身が体験から感じたこととして書かせて頂きます。
私はバレエを始める以前から(おそらく小学生くらいの頃から)
骨盤が前傾した状態で日々を過ごしてきました。
傾いていることや歩行が内脚になっていることに自覚はありましたが、
自分の身体はそういうものなのだと思い込んでいたのです。
けれども、バレエを始めて
「何故、私の脚は人並みにも開かないのだろう?」と悩みながら
ずいぶんといろいろな模索を続けました。
そのうち、アライメントが本来あるべき状態になければ
つまり、骨盤が起きていなければ
開くものも開かないのだというところにたどり着いたのです。
しかしながら、どんなにその「本来のアライメント」に自分の身体を戻したくても
その骨盤の状態になってしまう身体の組織の状況があって
(リラックスして寝ても、腰の後ろが床から大きく浮いてしまうくらい)
自分の力ではそれをどうすることもできませんでした。
もう、諦めるしかないのかなと思い始めていた頃に
筋膜にアプローチするボディワークに出合い
それで初めて悪循環のサイクルから
徐々に脱し始めることができたのです。
現在では骨盤の前傾もずいぶんと改善し、
それに伴って身体のラインもだいぶ変わってきました。
また、以前は長時間立っていると
腰が痛くなったりすることもあったのですが
1日立ち続けるような仕事をしていても
腰が辛くなるような事はありませんし
循環も良くなったのでしょう、
身体全体がより健やかになったと思います。
【スパイラル】
何故、上で徐々にと書いたか…
それは、セッションによって解放されたものを
活かし続けていくということは
自分の中に定着してしまっている身体の使い方や姿勢のあり方を手放し
新しい身体で生きるということに
常に目覚めていることなのだと感じているからです。
セッションは施術による器質的な面での解放と
ソマティック・プラクティスを通じて多くの気付きを齎してくれますが
それを自分のものとして根付かせ
自然な感覚になるところまで落とし込んで
日常生活やパフォーマンスの向上に広げていくためには
やはり自分自身がそれを創造していかなければならないのだと思います。
だから、セッションは治療ではなく学びで
与えられるだけではなく
自らもそこに能動的に関わっていく
ボディワーカーと私たちクライアントとが
共に可能性を創造していく場・機会で
セッション・ルームを出た後もその学びは続いているのです。
私は、よくスパイラルをイメージします。
同じところを円環していたものが
ボディワークの機会を得て円環を脱し
その軌道を広げながら螺旋上に上昇するスパイラル。
広げ、上昇させるのが
自分自身の創造力なのだと。
【筋膜リリース法講座って?】
ロルフィングやシン・インテグレーションのセッションは
専門の教育機関でトレーニングを受け
資格を取得したボディワーカー(プラクティショナー)が行うものです。
私が学ばせて頂いたのは
「ボディワーク入門―ロルフィングに親しむ103のテクニック
」
「これがボディワークだ―進化するロルフィング」の著者であり
OPENPATHというボディワークスペースを主宰なさっている
シン・インテグレーションの小川隆之先生と
ロルフィングの斉藤瑞穂先生が催されている講座で
ボディワーカーとしての資格を取得するためのものではありませんが
そのボディワークのエッセンスをもとに、基礎的な解剖学も含め、
一般の方でも無理なく活かせるようにデザインされた内容の
専門家や専門家を目指す人だけでなく
その学びを自分や身近な家族などに役立てたいというような人まで
関心を持つ方全てに開かれた場です。
現在、都内や横浜で多数の講座を開かれていらっしゃいます。
また、上記の「ボディワーク入門」には
リリース法についても図入りで分りやすく具体的なテクニックも
紹介されています。

ボディワークをもっと知りたいという方には
以下のサイトもおすすめです。
ボディワークを知りたい!(OPENPATHミラーサイト)
http://openpath.sakura.ne.jp/bodywork.htm
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