雪月花
朝、ジョンのご飯の催促で目が覚める。
時計を見ると7時半
こんな時間まで目覚めることなく眠っていたのは久しぶり
ずいぶん静かだと思いながら外を見ると雪が降っていた。
積もっている訳ではないけれど
花びらのように舞い降りる雪には
世界を静寂に包む力があるのだろうか。
それでも、大気は思ったより柔らかな肌触り
満ちた潤いにホッとする。
薔薇たちにも外気浴。
柔らかな色合いは窓辺に優しさを運び
深い赤の彩りは芯の通った媚びない強さの美を感じさせ
「サムライ」という名に相応しい佇まい。
花びらに映る月光色も合わせれば
雪月花の窓辺だななどと思う。
少し、バーレッスン。
解放される脇、ホッとする胸
滑るような関節の動き、呼吸の波の広がり
足元の暖かさ
頭頂部に抜けていく涼やかさ
エネルギーの循環
環境と自分とを仕切る皮膚が
小さな心地よいざわめきと共に薄らいで
身体が在るというよりは
ただ、環境も含めた全体があって、動きがある
「私が動かす」のではなく
動きがあってその中に「わたし」がある
そんな、感じ。
曇った空の下なのに
どこか、艶やかで眺めの良い朝。



























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